手編み焙煎のやりかた(準備編)
今回は簡単においしくできる手網焙煎の方法です。
無事焙煎機を導入するに至ったわけですが、ここで改めて手網焙煎の方法についてまとめておこうと思いました。毎回同じ味にするのは中々難しいですが、意外と簡単にできますので是非試してみてください。「準備編」と「実践編」に分けてお送りします〜。
用意するもの
- 手網
- ガスコンロ
- 軍手
- ストップウォッチ
- 厚手のアルミホイル
- クリップ
- 園芸用ふるい
- サーキュレーター(冷却用)
- 風よけ
ではそれぞれ見ていきましょー。
手網
手網に求められる条件は、①軽いこと、②出来る限り容量の大きいこと、です。
別に網ではなくて一般的なフライパンでも焙煎はできます。しかし豆の種類や焙煎度合いにもよりますが、およそ10分〜15分くらい豆を振り続けます。そのためなるべく軽いもののほうが心が折れなくて手が疲れなくて済みます。また②ですが、普段からたくさんコーヒーを飲む人はあまり小さすぎる網や鍋等だと、あっという間に飲みきってしまいます。例えば100gの生豆を焼くと、出来上がりのコーヒーは80g〜90gほどに減ります(水分がぬけるので)。すると5〜6杯飲むともうなくなってしまうのです。その点、上記の手網は250g、がんばれば300gほど一度に焼けますので、そこそこもちます。逆にこれ以上入れると豆が中で動きずらくなりますし、重くなりすぎます(人によるか)。
あとは似たような手網に温度計やダンパーがついているのもありますので、そういったものでもいいかもしれません。ただ値段的にも耐久性的にも上のものはおすすめです。今まで700〜800バッチ、合計200kgほど焼いた計算になりますが(!)、修理しながらまだまだ使えています。
ガスコンロ
ご自宅がガスのコンロを使っているのであればそれで十分焼けます!ぼくもアパートに住んでいるときは台所のガスコンロで焼いてました。ただチャフという、コーヒー豆の皮がめちゃくちゃ飛び散りますので、お掃除がんばってください。w
その後ぼくはIHコンロの一軒家に引っ越したので、ガスコンロで焼けなくなってしまいました。そこで、カセットコンロでも火力が心配だったので、
こういったイベントの屋台で使うようなものを買い、近くのプロパンガス屋さんでガスを充填して使ってます。ただ連続でつかったり、月に何回も焙煎しないのであれば、ここまで火力の強いものではなくてもいいと思います。
こんな感じの、風につよくなるべく火力の強いカセットコンロでいいと思います!
軍手
熱いので安全のため軍手を。なるべく厚手のものを。
ストップウォッチ
手網焙煎においての、数少ない客観的な指標ですので、重要です。まあ何でもお好きなものを。100均で売ってます。
厚手のアルミホイル
手網の上にフタをするのに使います。BBQ用で超厚手のアルミホイルが売ってますので、それが一番使いやすいと思います。が、なくてもできます。
クリップ
手網のパカパカするフタを留めたり、アルミホイルを留めたりするのに使います。留めないと豆が飛び散りますからね。いわゆる「目玉クリップ」が使いやすいと思いますが、耐熱のものであればなんでも大丈夫です。焼くときは熱くなるのでご注意を〜。
園芸用ふるい
焙煎が終わった豆は、すぐに冷却する必要があります。すぐに冷却しないとどんどん焙煎が進んでしまって、狙った焙煎度合いになりませんので。そこで冷却できるべつの網やザルが必要になります。大きなお皿でも代用できますが、ぼくがいろいろ試した結果、一番使いやすかったのは園芸用の砂とが砂利に使う「ふるい」でした。
網が大きめで冷却が早く、また高めのフチがあるので混ぜたり振ったりがやりやすいです。
サーキュレーター
なくても大丈夫ですが、より早く冷却をするのにはとっても便利です!特に真上に向けられるサーキュレーターに、上述の園芸用ふるいを乗せて、そこに焙煎豆を移すと、いっきに冷却できます。ない場合はうちわでがんばって扇ぐか、ドライヤーの冷風を当てるなどでOKです。
風よけ
これもなくても大丈夫ですが、あると火力が安定します。ガスコンロやカセットコンロの火は風の影響をモロに受けます。室内でも空気の流れがあるところは、結構火力がぶれてしまいます。そこでコンロの周りに風よけをしましょう。
いまAmazonで調べたら、こんないいのが売ってるのですね!結構安いし。これでもいいですし、100均とかスーパーに売ってる油ハネ防止のアルミのやつでもいいと思います。
あー長かった。これくらいあればすぐに手網焙煎始められます。結構自宅にもあるものだと思いますし、ほんと簡単に始められます。そしてコツを掴めばとても美味しくとても安くコーヒーを飲めますので、ぜひぜひやってみてください〜。次回は実践編!!
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